季節の言葉

四季折々の言葉や行事を綴っていきます

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

土用の丑の日は夏だけじゃない。土用の意味と丑の日の関係を解説!

土用の丑の日といえば、夏の風習として定着しています。真夏の暑い日々を乗り切るためにウナギを食べてスタミナをつけようというのがその理由です。 しかし、土用の丑の日といっても真夏の特別な一日として決まっているわけではありません。 実は土用の丑の…

二百十日と二百二十日 何が違う?

二百十日と二百二十日。このうち、二百十日はよく聞く言葉だけれども、二百二十日とは何だろう。何か取り立てて違いがあるのだろうか。このような疑問をもつ方は多いのではないでしょうか。 実は二百十日も二百二十日もともに台風が来る厄日とされている日な…

半夏生とは何か?意味をわかりやすく解説!

半夏生は雑節の1つで梅雨明けから本格的な夏に向かう時期を表した言葉です。半夏生(はんげしょう)と読みます。あまり一般的に使われる言葉ではないので、名前だけは知っていても詳しい意味まではちょっとわからない、という方は多いかもしれません。 実は…

入梅と梅雨入りに違いはあるのか?

毎年5月の終わりから6月にかけて日本では梅雨の時期に入ります。早いところでは5月半ばには既に梅雨入りする地域もあります。 ところで、梅雨に入る時期のことを入梅ともいいます。梅雨入りと入梅はともに同じ意味をもっているように思えますが、本当はどう…

雑節とは何か?意味と成り立ちを解説します

日本の四季を表す言葉として二十四節気が有名です。しかし、この他にも八十八夜や二百十日、さらには入梅という言葉がそのときどきの季節を表すものとして使われています。 実は、これらの言葉も二十四節気と同じく四季の移り変わりを示すものとして同一のカ…

夏至とは何か?二十四節気を解説!

夏至は二十四節気の1つで、夏の部の4番目にくる節気です。夏至の初日は1年のうちでもっとも昼が長い日とされ、太陽の恵みに感謝する夏至祭が日本だけではなく、世界各地で行われます。スウェーデンやフィンランドなど北欧諸国の祭りが有名ですが、日本でも二…

芒種とは何か?二十四節気を解説!

芒種は二十四節気の1つで、夏の部の3番目にくる節気です。梅雨入りを控えて、湿度が高くなる憂鬱な季節です。しかし、農家の方にとっては農作物の成長にとって欠かせない時期となります。 そのため、その年の豊作を祈る御田植神事を芒種の時期に行う地域もあ…

小満とは何か?二十四節気を解説!

小満は「ショウマン」と読み、二十四節気の1つで、夏の部の2番目にあたる節気です。夏が始まる立夏に引き続き初夏のさわやかな陽気に包まれるため、出かけるには格好の時節といえます。 しかし、その一方で小満は梅雨に入る手前の時期でもあり、いわゆる走り…

立夏とは何か?二十四節気を解説!

立夏とは二十四節気の1つで、夏が始まる日とされています。真夏の暑さにはまだ間があり、吹き渡る風が気持ちの良い季節です。 この時期に吹く風を薫風と呼びますが、新緑の香りを運んでくるさわやかな風は立夏を象徴するものといえるでしょう。 ここでは、立…

穀雨とは何か?二十四節気を解説!

穀雨とは二十四節気の1つで春の終わりにあたる時期をいいます。百穀を潤す雨が降るという意味をもち、農家の方にとっては農作業を始めるにあたってとても大切な季節です。 また、日差しも強くなるため、ときとして暖かさを通り越し、汗ばむくらいの陽気とな…