季節の言葉

四季折々の言葉や行事を綴っていきます

二十四節気

二十四節気とは何?意味と由来を解説します

昔から季節の変化を表す言葉として使われている二十四節気。春夏秋冬といった区分けでは表現できない季節の微妙な変化を示す指標として現在でも様々なところで使われています。 ところで、もともと二十四節気は農作業の指標として使われてきたことはご存知で…

夏至とは何か?二十四節気を解説!

夏至は二十四節気の1つで、夏の部の4番目にくる節気です。夏至の初日は1年のうちでもっとも昼が長い日とされ、太陽の恵みに感謝する夏至祭が日本だけではなく、世界各地で行われます。スウェーデンやフィンランドなど北欧諸国の祭りが有名ですが、日本でも二…

芒種とは何か?二十四節気を解説!

芒種は二十四節気の1つで、夏の部の3番目にくる節気です。梅雨入りを控えて、湿度が高くなる憂鬱な季節です。しかし、農家の方にとっては農作物の成長にとって欠かせない時期となります。 そのため、その年の豊作を祈る御田植神事を芒種の時期に行う地域もあ…

小満とは何か?二十四節気を解説!

小満は「ショウマン」と読み、二十四節気の1つで、夏の部の2番目にあたる節気です。夏が始まる立夏に引き続き初夏のさわやかな陽気に包まれるため、出かけるには格好の時節といえます。 しかし、その一方で小満は梅雨に入る手前の時期でもあり、いわゆる走り…

立夏とは何か?二十四節気を解説!

立夏とは二十四節気の1つで、夏が始まる日とされています。真夏の暑さにはまだ間があり、吹き渡る風が気持ちの良い季節です。 この時期に吹く風を薫風と呼びますが、新緑の香りを運んでくるさわやかな風は立夏を象徴するものといえるでしょう。 ここでは、立…

穀雨とは何か?二十四節気を解説!

穀雨とは二十四節気の1つで春の終わりにあたる時期をいいます。百穀を潤す雨が降るという意味をもち、農家の方にとっては農作業を始めるにあたってとても大切な季節です。 また、日差しも強くなるため、ときとして暖かさを通り越し、汗ばむくらいの陽気とな…

清明とは何か?二十四節気を解説!

清明とは二十四節気の1つで4月初めの春の盛りの頃を表した言葉です。 一般的に使われている言葉ではないので、なじみがないという方は多いかもしれません。しかし、本格的な春を迎えた頃の明るくはつらつとした雰囲気を伝える言葉として古くから使われてきま…

春分とは何か?二十四節気を解説!

春分は二十四節気の春の部にある言葉です。春分の初日は昼と夜の長さが同じであり、秋の秋分初日といわば対になっています。どちらも太陽が地表を照らす時間がほぼ同じだからです。 しかし、秋分初日のほうが夏の暑さを引きずっていて気温が高いとされている…

啓蟄とは何か?二十四節気を解説!

啓蟄は「けいちつ」と読み、二十四節気の春の部にある言葉です。春の初めで、まだ寒さも残っていますが、冬の間いなかった虫の姿をちらほら見かけるようになる頃とされています。 また、松の木に巻かれた菰を外すときであり、さらには春を告げる雷、「春雷」…

雨水とは何か?二十四節気を解説!

雨水は二十四節気の春の部にある言葉です。「うすい」と読みます。時期としては春の初めにあたり、まだまだ寒さが厳しいときでもあります。しかし、この頃から農家では農作業の準備が始まりますし、お雛様を飾る家もでてきます。 生活のリズムが春に向かって…

立春とは何か?二十四節気を解説!

立春は暦上で春になったことを表す言葉です。ただし、春とはいっても1年でもっとも寒いとされる大寒の次にくる季節のため、肌に感じる寒さは変わりません。むしろ、より寒いと思うことのほうが多い時期であり、春というには少し早すぎるというのが多くの方が…

大寒とは何か?二十四節気を解説!

大寒は小寒の次の時節で寒さがもっとも厳しい時期とされています。小寒を大寒に入る前のウォーミングアップの時期とすれば、大寒こそが本格的な真冬ということができるでしょう。 小寒と大寒とをあわせた1ヵ月間を「寒」といいます。この時期には寒稽古や寒…

小寒とは何か?二十四節気を解説!

小寒は、1年でもっとも寒さが厳しいとされる大寒に入る前の時節になります。いわば、厳寒を迎えるためのウォーミングアップの時期といえるでしょう。 正月休みも終わって、仕事や学校が始まります。また、寒風の中、厚手のコートやジャケットに身を包んだ人…

冬至とは何か?二十四節気を解説!

冬至は1年のうちでもっとも昼の時間帯が短いとされている日です。国立天文台がホームページで公表している冬至の日の入り時刻をみると、毎年16時30分前後となっています。ざっくりといって、夕方の5時を過ぎればあたりは真っ暗になるのが冬至の時期なのです…

大雪とは何か?二十四節気を解説!

大雪とは「タイセツ」と読み、季節の変化を表した二十四節気の1つです。雪がちらつく頃を意味する小雪の次にくる節気をいいます。朝晩に限らず、日中も寒さを感じ、街には冬物のジャケットを着た人の姿が目に付くようになる時期です。 本格的な冬になったこ…

小雪とは何か?二十四節気を解説!

小雪は「ショウセツ」と読みます。立冬が過ぎて、紅葉が散り始め、北海道や東北地方では初雪が見られるようになる季節です。ときによっては、小春日和と呼ばれる暖かな日に恵まれる日もあります。 秋から冬に季節が移ろっていく時期にあたるのが小雪です。 …

立冬とは何か?二十四節気を解説!

冬が立つ日と書いて立冬(リットウ)と読みます。「立つ」というのは始まりという意味で、立冬とは冬が始まる日のことをいうのです。 また、立冬は二十四節気のなかの言葉で、次の小雪までの15日間をさします。立冬には冬になった日と二十四節気の次の節気ま…

霜降とは何か?二十四節気を解説!

霜降は「ソウコウ」と読みます。時折、「シモフリ」と読んでしまいますが、これでは霜降り肉のこととなってしまい、意味としては間違いです。 霜降は霜が降りる時期という意味の言葉で、秋から冬に変わる時節を表したものとなります。霜が降りると農作物に被…

寒露とは何か?二十四節気を解説!

寒露とは、お彼岸も過ぎて気温も下がり、過ごしやすくなってきた時期を表す言葉です。街にはキンモクセイの甘い香りが漂い、人々の服装も赤や黄色、ブラウンといった暖色系のものが目立つようになります。 しかし、この時期が寒露と呼ばれるのは日中の気温が…

秋分とは何か?二十四節気を解説!

秋分といえば、お彼岸やお墓参り、といった言葉が頭に浮かぶという方は多いのではないでしょうか。また、単に秋分の日という名前の祝日と考える方もいると思います。 実は秋分とは季節の移り変わりを表す二十四節気のうちの1つです。次の寒露までの間の約15…

白露とは何か?二十四節気を解説!

白露とは、草木に朝露が付き始める時期をさす二十四節気の言葉です。 立秋、処暑と暦上の秋が進んでくると、日中は暑くても夜になると気温は下がり、朝には草木に露が付いている光景が見られるようになります。この時期を白露と呼び、秋を感じることができる…

処暑とは何か?二十四節気を解説!

処暑とは暑さが一段落した時期をさす二十四節気上の言葉です。 お盆休みが終わり、8月も半ばを過ぎると、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきます。もちろん、日中は暑い日が続きますが、夜になると虫が鳴き、吹く風も涼しくなってくるからです。気持ちのうえ…

立秋とは何か?二十四節気を解説!

立秋と聞くと、何やら涼しげな風が吹いてきそうな気持がしますが、実際には暑い最中です。しかも1年のうちでもっとも暑いとされる大暑の次にあたる季節なので、涼しげな風など感じることはできない、という方も多いことでしょう。 ただ、見方によってはうだ…

大暑とは何か?二十四節気を解説!

念力のゆるめば死ぬる大暑かな 村上鬼城 この句に象徴されるように大暑は猛烈に暑い季節です。小暑が梅雨の終わりの時期にあたっていて、いくらか肌寒さを覚えるような日もあるのに対し、大暑にはそれがありません。 酷暑、炎天下、熱帯夜といった言葉が新聞…

小暑とは何か 二十四節気を解説!

小暑は梅雨が明けて本格的な夏の始まる時期を指す言葉です。陽の光も強くなり暑さが実感され始めるときでもあります。 しかし、この時期は梅雨の末期にもあたり、大雨による災害も発生します。 季節の変わり目を感じることができるのが小暑の時期といえるで…

立夏はいつのこと?何をする日?時期と行事を解説!

立夏は夏の始まりといわれています。真夏の暑さにはまだ間があり、吹き渡る風が気持ちの良い季節です。 ところで、立夏はいつから始まっていつまで続くのかご存知でしょうか。また、その間にしなければならない特定の行事はあるのでしょうか。 ここでは、立…

立春は春の始まりって本当?正月との違いを解説!

立春は春の始まりといわれます。まだまだ寒い季節ですが、立春という言葉を聞くだけで何だかほっこりする、という方は多いことでしょう。もうすぐ暖かな春がやってくるという期待に胸が膨らむからかもしれません。 ただ、春という言葉は正月にも使われます。…