季節の言葉

四季折々の言葉や行事を綴っていきます

2021-01-01から1年間の記事一覧

秋分とは何か?二十四節気を解説!

秋分といえば、お彼岸やお墓参り、といった言葉が頭に浮かぶという方は多いのではないでしょうか。また、単に秋分の日という名前の祝日と考える方もいると思います。 実は秋分とは季節の移り変わりを表す二十四節気のうちの1つです。次の寒露までの間の約15…

白露とは何か?二十四節気を解説!

白露とは、草木に朝露が付き始める時期をさす二十四節気の言葉です。 立秋、処暑と暦上の秋が進んでくると、日中は暑くても夜になると気温は下がり、朝には草木に露が付いている光景が見られるようになります。この時期を白露と呼び、秋を感じることができる…

処暑とは何か?二十四節気を解説!

処暑とは暑さが一段落した時期をさす二十四節気上の言葉です。 お盆休みが終わり、8月も半ばを過ぎると、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきます。もちろん、日中は暑い日が続きますが、夜になると虫が鳴き、吹く風も涼しくなってくるからです。気持ちのうえ…

立秋とは何か?二十四節気を解説!

立秋と聞くと、何やら涼しげな風が吹いてきそうな気持がしますが、実際には暑い最中です。しかも1年のうちでもっとも暑いとされる大暑の次にあたる季節なので、涼しげな風など感じることはできない、という方も多いことでしょう。 ただ、見方によってはうだ…

大暑とは何か?二十四節気を解説!

念力のゆるめば死ぬる大暑かな 村上鬼城 この句に象徴されるように大暑は猛烈に暑い季節です。小暑が梅雨の終わりの時期にあたっていて、いくらか肌寒さを覚えるような日もあるのに対し、大暑にはそれがありません。 酷暑、炎天下、熱帯夜といった言葉が新聞…

小暑とは何か 二十四節気を解説!

小暑は梅雨が明けて本格的な夏の始まる時期を指す言葉です。陽の光も強くなり暑さが実感され始めるときでもあります。 しかし、この時期は梅雨の末期にもあたり、大雨による災害も発生します。 季節の変わり目を感じることができるのが小暑の時期といえるで…

夏越しの祓ってどんな行事?意味と由来を解説!

夏越しの祓ってよく聞くけれど、何をする行事なのかな? このような疑問をもつ方は多いかもしれません。また、テレビのニュースなどで夏越しの祓の行事として「茅の輪くぐり」の様子が放映されますが、その由来についてもよくはわからない、という方はいると…

五月晴れはいつ使う?意味と使う時期を解説!

五月晴れという言葉を聞くことは多いと思います。五月のよく晴れた日を表す言葉として使われることが多いのですが、本来の意味は違うとされています。 実は、五月晴れとは梅雨の合間に顔を覗かせる晴れ間のことをいっていたのです。それがなぜ、五月の晴れた…

梅雨寒とは何?温度は何度くらい?意味と使われ方を解説!

梅雨の時期には、急に寒くなることがあります。暑い日が続いて、半袖のシャツを着て外出していたのが、突然の寒さであわてて冬物のセーターを取り出した経験のある方は多いことでしょう。 この現象を梅雨寒、もしくは梅雨冷と呼びます。 本来暑い夏に寒い時…

立夏はいつのこと?何をする日?時期と行事を解説!

立夏は夏の始まりといわれています。真夏の暑さにはまだ間があり、吹き渡る風が気持ちの良い季節です。 ところで、立夏はいつから始まっていつまで続くのかご存知でしょうか。また、その間にしなければならない特定の行事はあるのでしょうか。 ここでは、立…

薫風ってどんな風?使う時期はいつ?意味を解説!

薫風という言葉からは新緑萌ゆる5月のさわやかな風、というイメージが浮かびます。初夏の日差しのなかを吹き抜ける風、といったところです。 しかし、薫風は初夏の時期にだけ使われてきた言葉ではありません。真夏のうだるような暑さのなかでも使われた言葉…

八十八夜の忘れ霜とは?意味と発生の原因を解説!

夏も近づく八十八夜・・・ 明治45年に発表された唱歌「茶摘み」の歌いだしの言葉としても知られる八十八夜は立春から数えて八十八日目のこと。新緑が萌え茶の新芽が摘み頃となる時期です。 昔からこの時期に摘まれた新茶は体に良いとされ、茶の産地ではお茶…

花曇りとはどんな曇り?意味と使われる時期を解説!

花曇りという言葉からは華やいだイメージを連想します。曇り空ではあっても、地上では何となく明るい雰囲気が漂っているといった感じでしょうか。 実は花曇りとは、厚い雲に覆われた曇天を指していう言葉ではありません。同じ曇天でも薄雲がかかった時折日が…

仲春はいつのこと?意味と使われる時期を解説!

初春と晩春はよく聞く言葉です。初春は春の始めというよりも正月を表す言葉として使われることが多いですし、晩春は映画や文学作品の題名などに使われています。 これに対して仲春という言葉が使われる場面はあまり多くはありません。そのせいか、仲春は初春…

和風月名って何?意味と由来を解説!

古くから日本人は月の名前をその季節に応じた呼び方で呼んできました。それを和風月名といいます。 睦月、如月、弥生といった呼び方がそれにあたります。普段はさほど使う機会がないので、すべての呼び方をご存知の方は多くないのではないでしょうか。 実は…

初春と早春の違いって何?意味と使い方を解説!

初春は正月に使われることが多い言葉です。しかし、立春以降を時期ごとにわけた初春、仲春、晩春といわれる三春のうちにも入っており、春の始まりを表す言葉としても使われています。なぜこのような使い方をされているのかご存知ですか。 また、早春は春が始…

立春は春の始まりって本当?正月との違いを解説!

立春は春の始まりといわれます。まだまだ寒い季節ですが、立春という言葉を聞くだけで何だかほっこりする、という方は多いことでしょう。もうすぐ暖かな春がやってくるという期待に胸が膨らむからかもしれません。 ただ、春という言葉は正月にも使われます。…

節分ってどんな行事?意味と由来を解説!

節分といえば豆まきをする日というのが一般的でしょう。その他には恵方巻を食べるとか、柊鰯を飾るとかいうことを思いつく方も多いと思います。 しかし、なぜそのような行事が行われているのかご存知でしょうか。 実は節分は災害除けや延命長寿を願う儀式と…

小正月って何?意味と由来を解説!

小正月はよく聞く言葉ですが、具体的な意味や正月との違いについてはご存知でしょうか。 1月半ばに行われる行事ということぐらいは知っているけれど、それ以上のことはよくわからない。ましてや正月との違いとなるとちんぷんかんぷんだ。 こういった方は多…